在外研究記Jul. 2010

在外研究(アメリカ合衆国)

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June 2010Jul. 2010, Aug. 2010

7/1(木)

夜に日本の学生と勉強会.

7/6(火)

7/5(月)は,独立記念日の振り替え休日.Provoで朝パレードがあり,見に行く.ところが,パレードのため道路が閉鎖されていてなかなか目的の場所にいけない.スーパーの駐車場に止めようと思ったのだけど,完全に満杯.仕方がないので,がら空きの有料駐車場に止める.お金を入れる箱があって,自分の止めた番号のところにお金を入れる.

パレードは,面白かった.僕の周りで一番盛り上がったように感じたのは,BYU cougarsのマスコットのcosmoが来た時と,ミショナリーの人たちが来たときだったように感じた.その他にも,ものすごい音を立てる大砲,地域のスーパーの出し物,ユタのgovernorやsenator,provo近郊の高校のマーチングバンドなどなどのパレードがあった.governorのまわりには護衛の人がいたのだけれど,senatorのまわりには護衛らしき人はいなかったようなのがちょっと不思議だった.他にも,真珠湾のsurvivorの方や,トヨタの出し物(大きな犬のバルーン)などもあった.

子供づれの人が多いようにように感じたけれども,毎年,楽しみにしている人がおおいようで,普段みたことがないほど道路の両側に人が集まっていた.

7/6は,午後から偏頭痛に悩まされる.少し早めに帰宅して薬を飲むが,あまり効かず.夜に,日本の学生と研究打合せ.

7/12(月)

7/10(土)に,LDS教会の総本山であるtemple squareに行く.1時間くらいの滞在かなと思っていたのだけれど,実際は4時間近くも滞在してしまった.

まずビジターセンターに行き,日本語のガイドをお願いする.30分くらいのガイドということだったのだけれども,僕がいろいろ質問していたこともあったのか,1時間以上いろいろ教えて頂いた.あまりキリスト教について詳しい分けではないのだけれども,モルモン書と旧約・新約聖書との位置づけが分かったのが興味深かった.神殿(temple)を作るために,石を山から牛で運ぶのに4日間もかかったそうだ.その後,鉄道が引かれ,4時間に短縮されたそう.それでも,神殿の建築には(確か)40年もかかったそうだ.

日本語だったので,詳しくいろいろ話を聞けたのだけれども,興味深かったのは「人生にとって一番大切なものは何ですか?」,「死後は何があると思いますか」という質問.僕自身は僕の考えていることを答えたのだけれども,ガイドの方は前者は「幸せに生きること」,後者は「モルモン教を信じると(だったかな?)死後も家族といっしょにいることができる」と答えられていた.この2つの質問は,我々が考え続けるべき質問だと思う.

その後,お昼にパイプオルガンの演奏があり,聴く.なんでも,11000本のパイプが使われているそうだ.バッハのG線上のアリアしか曲名は分からなかったけれども,この曲はいい曲だと思う.他の曲の演奏も,非常にすばらしかった.

その後,conference centerに行く.ここは,モルモン教徒のgeneral conferenceが年に2回開かれる場所.テレビで見たことがある場所である.勝手に入ろうとすると呼び止められ,tourに入らなければならないというので,たまたま近くにいたスペイン人の家族のグループにいれてもらう.途中からは,モロッコ人たちも加わる.conference centerは,各階に7千人が収容でき,3階層あるので21000人が収容できる.そして,興味深いのは柱がないこと.general conferenceで満員になったときには最大で1 inchたわむそうだ.駐車場はどうなっているのですかと聞いてみたら,地下に3千台の駐車場があるそうだ.まぁ,規模がでかい.

モルモン書の中のいくつかのシーンの絵が飾られている部屋があり,ガイドの方に.どの絵が好きですかと聞いたら,prophetが王に会っている絵が好きだとのこと(このシーンで,王はprophetの能力を知ることになるらしい).日本人のガイドの方に,他のキリスト教とモルモン教の違いの一つは,モルモン教にはprophetがいることだと聞いていたので,少しなるほどと思う.

屋上はとても広く,ソルトレイクの町を一望できた.屋上に草を植えた場所があって,スペイン人の「子供がウサギはいるの?」と質問していたのがかわいらしかった.スペイン人の家族に,「まもなく(ワールドカップの)決勝ですね」というと,うれしそう「絶対にテレビで見るわ」と奥さんが答えていたのが印象的だった.

7/13(火)

夜に日本の学生と打合せ.

7/20(火)

久々に,forumを聞きに行く.今回も英語がよく分からなかったけれども,部分的には理解することができた.

今回の講演は,biotechnology関連.クローン羊のDollyの話や,iPS細胞の話がでてきた.クローン羊は,細胞から核を取り除き,ドナーの核と核を取り除いた細胞を電気ショックでマージさせ,foster motherで育ているというプロセスを紹介していた.iPS細胞は,日本では京大の研究者が発見したとよく伝えられているけれども,Wisconsin大の研究者と日本の研究者が同時に発見したと話されていた.この分野は,きっとこれから相当発展するのではないかと思う.

7/26(月)

ついに,在外研究もあと約1ヶ月.残された期間を有効に使いたい.

週末に,車のフロントガラスに傷がついているのに気づいたので,だめもとでと思って,保険会社に電話をかける.日本の保険会社経由でこちらの自動車保険会社に入っていたので,電話中に通訳を利用することができた.ほとんど通訳なしで答えてしまったけれども,一部分からない点は通訳の方に教えて頂く.保険でカバーできる範囲だそうなので,無料で修理してくれる工場に予約をしてもらう.

7/27(火)

朝一番で,フロントガラスを修理してくれる工場に行く.保険の範囲だということもあるのだろうけど,ちょっと仕上がりが雑な感じ.待っている30分くらいの間,同じように修理に来ていたおじいさんといろいろ話をする.日本にも一度来られたことがあるようだ.広島に知り合いがいて,その方のお母様が原爆で亡くなられたと話していた.お孫さんはいらっしゃるのですかと聞いたところ,15人とのこと.うーん,すごい(でも,Utahでは結構普通).

Aug. 2010